今回でいよいよインタビューは最終回です。
『おいしさのアート展2021』が始まって1週間経ちました。
トリを飾るのはファクトリー横浜の職人である山下勝好さんが製作した作品『Beautiful Sunday♪』をご紹介。
カレーの表面の違いやおこげの付き具合など、見れば見るほどリアルな本作。
2019年に出品され、見事1位を受賞しました!
「私は普段は製作部に在籍、作る側に在籍しているんですけれども、いま店舗(合羽橋)で製作体験をやっております。そちらのコンテンツの開発ですとか考案をしたり、またはお客さんに指導をしたりですとかそういったところに携わっています。」
「美味しさを伝えるというのはとても難しいことなんですけども、そこの部分をやはり追求しているところですかね。」
「いままで何品か作ったここ最近の作品でいきますと、凝ったものを作っていたんです。
ですが、よりリアルに次は作ってみようかなと思いました。リアルにするのは『どういったところなのか』と、色々あるんですけれども。全てリアル感を求めて追及してやってみようかな、というのがこの作品なんですね。」
「カレーは作品を作る前に実際に自分で作っていたんですね、家庭で。冷えた加減も作れたら面白いなとか、玉ねぎのよれた感じですとか。でも、もっともっとより一層本物っぽく近づけるんであればと、幼いころに河原でやったバーベキューを思い出しまして・・・。それをヒントに焦げ目を作ってみたりですとか。飯ごうの中にもお米が入ってるんですけど、お米の汁がカピカピになってめくれた部部の表現ですとか、この飯ごうについているこの水の滴ってる所ですとか。そういったところをリアルに表現できないかなと思って作りました。」
七回に渡りお届けしたコンクール過去作品製作者インタビュー、楽しんでいただけましたでしょうか?
2021年度のコンクール作品は、おいしさのアート展2021にて展示中です。
ぜひ今回ご紹介した職人の本年度の作品を探してみてくださいね。
それではまた!