コラム

第四回 過去作品製作者インタビュー

2021-08-19

第四回目はファクトリー横浜の職人である武藤勝利さんが製作した作品『毬栗??』をご紹介。

毬栗のトゲ一つ一つまで細かく表現されている匠の技術が詰まった本作。

2017年に出品され製作部長賞を受賞しました。

〈製作者インタビュー〉

普段はどんなサンプルを製作しているのですか?

「フードという洋食を担当しているんですけども、今は博物館の仕事だとかCM撮影用のものとか、あと特殊品と言ってアート的な作品ですね。そちらをメインでやっています。」

どのような経緯で製作されたのですか?

「栗拾いに行きまして、それで栗を拾っているうちに『あーこの毬栗って作れるのかな』って思ってちょっと挑戦してみました。」

製作でこだわった点はありますか?

「トゲを全部分解をして、ひとつの所から3本トゲが出ているんですけれども、そちらを1個1個型を取るのが凄いこだわりました。型を取るのにトゲの部分だけで3,000本、×1個から3本出ているので9,000本。型を取るだけで3か月位かかりました。それを1本1本くっつけていく手間もですね、1個の毬栗にトゲをくっつけるだけで大体4時間ぐらいかかっています。あとは、動物が好きで、いつも作品の中に必ず生き物を入れ込んでいるっていうのが自分の作品の特徴です。今回はハリネズミということで、チラッと見えると思うんですけれどもハリネズミが一部の所に入っているところをこだわって作りました。」

インタビューの全貌は元祖食品サンプル屋公式YouTubeにてご覧いただけます。


第五回は見ると思わずワクワクしてしまう作品をご紹介します。

更新をお楽しみに!